黒姫便り 09.02.01.

やっと雪になりました。

先週、夕方に山荘に着き、シャベルを車に積むのを忘れ、さて、どうやって降り積もった雪を掻き分けて玄関にたどりつきましょうか。

長靴に履き替え道から盛りあがった雪の壁に足を踏み込みました。ところが雪面はしっかり固まりめり込むこともなく、易々と歩く事ができました。期待していたほどの雪はなく、暖冬は本当のようです。

2週間そのままだったベランダの雪は20cmほど、除雪しようとスコップで突つくと固く、切り出した雪がまるでエスキモー、これって生肉を食う者っていう意味だそうで差別語、いやイヌイットの雪小屋、これがなかなか思い出せない、うーんと、そうそうイグルーに最適なブロックになり、重い氷を切り出すよう、肉体労働に薄っすらと汗をかき春を感じました。

先週は晴れ間が続き、森の中を長靴のままで入りこむことができ、アニマルトラックと洒落込んで森を徘徊、つまり動物の足跡を追ってみました。ウサギ、キツネ、タヌキ、イタチかテン、ネズミなど、猫や犬と、鳥の足跡など、その中に有りましたよ、リスの足跡が、山荘の直ぐ近くまで、ついていました。

早速、給餌場に呼びこもうとヒマワリを近くの木に播き様子を見ましたが、翌日カケスがそれを見つけ、食べられてしまいました。そうはいうもののリスが活動していることが判って安心しています。

給餌台にはいつもの様にガラ類が群れになってヒマワリをついばみ、時々カケスが何粒もほおばり、アカゲラも器用に実を食べています。シメもやってきました。リスだって欲しければ食べにいらっしゃい。


カケス クリックで拡大 シメ クリックで拡大

山荘の軒下にフキノトウが地面にめり込んだ様に現れ、2個ナイフでほじくり、湯豆腐の薬味に刻み、初春の香りを口一杯にいただきました。

晴れ間の牧場の雪原を長靴で登り、黒姫や妙高頚城山系の山並みを望み、あれ、まだ1月なのに春が来たのかと戸惑い、暖かさを味わいました。週末は雨が雪を融かし積雪は40cmと目減り、瞬く間に春になるのでしょうか。幸いに雨が上がった後、夜には雪になり、やっと冬だと気がつきました。チラチラと雪が降り続き降雪20cm、現在積雪60cmですが昨年の今頃と比べ15cmほど雪が少ないようです。

天気予報では今週は崩れないと言います。この雪はどれほど痩せるのでしょうか。本格的な雪はこれからでしょうか。


手前が黒姫山、右手は妙高山
リスの足跡、晴れて暖かくなった午前中に現われたようです。

フキノトウでございます。


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