黒姫便り 08.06.20.

余りにも高騰したガソリン、道中燃費走行に心がけ微妙なアクセルコントロールで右足がつりそうだ。2週間以上留守をしていた山荘の郵便受けのシジュウカラはどうしただろうか、車窓から玄関を見るとポストが斜めになっている。急いで近寄ると猫よけに置いてあったペットボトルがころがっている。猫が飛びついたのだろう。蓋を開けてみると卵の跡形もなく静まり返っている。荒らされた様子もなく、無事に巣立ったと前向きに考えよう。

朝、ベランダに出てみるとホオジロがチイチイと激しく鳴き、目前を羽音をたてながら横切り、手が届きそうな枝に大胆にも止まり、こちらの注意を引いている。しばらく観察してみると、親鳥2羽が盛んに何かを呼んでいる。なんとホオジロの巣立ちに出くわしたのだ。巣立ったばかりの雛が、やっと地面すれすれの枝にしがみついて、親鳥が必死になって、もっと高い枝に飛べ飛べと叫んでいる。まさか、前回話した白樺根本のこんもりとした梱包用ロープの屑で出来た巣から巣立ったのだろうか、その近くの枝にいるのだ。後でこの巣を良く見たが、確かに巣のように丸みをおび窪みがあったが粗末な物で、あまりにも安普請であった。

ホオジロはなぜかブッシュに覆われた地面に巣をつくり、樹上で巣を作る鳥より早めに10日程で巣立つという、地上のため襲われる機会が多く、親は失敗すれば何度も卵を産み子育てをするそうだ。

この騒ぎは2時間は続き、まだ雛のくちばしをした赤ちゃん2羽のホオジロが巣立ったようだ。

10個の卵 シジュウカラ

もう殆んどの鳥が巣立ったのだろうか。周りを見渡すと窓越しに見える巣箱にはシジュウカラが頭をたれて心配げに考え込んでいる。時々いなくなる。我慢して観察すると巣箱に出入りしている。ここ数日何回も巣箱の入り口で考え込んでいる。ひょっとしたら無精卵では、餌を運んでいる様子はなく、雛の声は聞こえず、卵を温めている最中のようだ。14日程で巣立つというから、残念ながらこの巣立ちの確認はできない。

深夜、センサーライトの明かりが点く、この白っぽいふっくらとした猫は新入りのようだ。ネズミでも食べようかときょろきょろしている。こいつが郵便箱に飛びついたのかもしれないが太っているのでポストの中に頭を突っ込むことは出来なかっただろうと信じよう。


いい加減な畑つくりは失敗、二葉で植えたキュウリは寒さにやられたか本葉が育っていない。もっと遅く蒔いた方が良かったのか。ズッキーニは無事、モロッコインゲンもなんとか育っている。急ぎキュウリの苗を買って植える。苗を買って植えるのが一番楽な安易な畑つくりだ。やはり種から育てるのが楽しみは増えるが失敗すればお金がかかる。

森を歩くと目線に毛虫が、果樹畑の大きくならないリンゴに、やっと実をつけたブルーベリーにも庭の木々にも森全体の若葉全てに、そんな毛虫たちがそろそろさなぎになる場所を求めて移動し始める。ログの壁にも毛虫が来る。室内には蟻が来る。スズメバチの巣はまだない。森は若葉に覆われ、やがて山荘はすっぽりと緑に包まれる。

4WDフォレスタ、5MTの燃費走行の結果、一般道走行で今回は最高の結果が出た。14,95Km/L。渋滞はなく、スムーズに車を転がした結果だが、アクセルは優しく触れるだけ、可能な限りアクセルOFFでのドライブ、もちろんクラッチはつないだまま、この運転は必ずしも安全ではなくカーブでの駆動をかけず、惰性走行で、決して良い運転とは言えない。普段は回転3000rpm以下を心がけるだけでの運転で13Km/L近く走れるので、無理な燃費走行はやめよう。2000rpmで時速60kmなので、定速運転に心がければ相当燃費が向上するはずだ。日本の皆が静かな運転をすればCO2削減になるのだが、皆で燃費走行をしたいものだ。


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