黒姫便り 08.01.04. 

2008年、新年を迎えました。
黒姫山の姿はいつものようにゆったりと構えています。白く白く豊かな雪を蓄えています。ほとんど消えていた森の雪、晦日になって降り始め、正月は積雪50cmとなり美しく身も心も新年を迎えることができました。

このところ自然は欲望のまま振舞う人間に対して、じわじわと気候変動という自然界の掟を見せ始めています。産業革命から始まった人工的二酸化炭素の発生が更なる欲望を生み、積もり積もって、とうとう地球温暖化という言葉で表現されるような気候変動に見舞われるようになってきました。これからは一人ひとりが、この問題を意識しながら生活をしなければなりません。しかし世界は、いつまで経っても人間どうしがいがみ合っています。そんな中でも私たちは平穏な生活を甘受しています。少なくともエコロジーに関してできる範囲で実行していきましょう。

温暖化による変化はどうでしょうか。この森の周りを見てみましょう。
蔦に覆われていた森が少しずつ手入れされ明るくなってきました。とは言え他人の土地いい加減に扱うことはできません。木に絡みつき木を倒す蔦などを切ることにより明るく木が伸びるようになってきました。
森の動物たちはどうでしょうか。小鳥たちはいつものように給餌台に来ています。リスは見かけません。昨年はどんぐりが豊作で、きっとたっぷりと食べ物を貯めているのでしょう。雪の足跡からは、ウサギとキツネとタヌキとイタチ、ネズミや犬猫など。以前はよく振り返りながら歩くキツネを見たものですが、キツネにはここ数年逢っていません。なかなか変化があるかどうか気が付かないものです。降雪量も多い少ないが年毎違い、大きな変動は感知できません。しかし大きな変化が世界中起こっています。

こんな取留めない言葉をぶつぶつ言いながら、今年も黒姫便りをよろしくお願いいたします。


そうそう、民営化された郵便屋さん雪道をバイクでくねりくねり、除雪されてない道はずぼずぼと徒歩で年賀状を配達、ご苦労様です。ありがとうございます。

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