黒姫便り 07.08.27. (埼玉発)

新潟県中越沖地震(7月16日10:13am)、多くの方が被災し地震の恐ろしさが身に沁みます。柏崎刈羽原子力発電所から黒煙が上り、大変さが伺えます。

この地震には山荘ではなく埼玉で遭遇しました。黒姫は震度5強と大きな横揺れだったようですが、様子が分りません。1週間経って、やっと山荘に到着、心配しながらドアを開けました。いつもと変りがありません。隅々を見て回りました。地震の揺れの痕跡は、レンガをただ積み上げただけのちょっと乱暴な造りのストーブの囲いがずれて、飾りに置いたワインのコルクが転がっているだけ。突き崩すような振れが無かったようです。また、積み重ねてあった食器が少しずれただけで他に変化はなく助かりました。

下界での今年の暑さは異常気象の名にふさわしく、40℃を記録したとか。標高800mの山荘も気温は上昇、最高で33℃と、こんな日でも夜は涼しく20℃となんと過ごし良い所でしょうか。幸せな気温に慕った身体の耐暑性は劣化、久しぶりに戻った埼玉で、涼しくなったとは云え身体の置き場がなく、茹だっています。原発停止で東電は電力工面で大変だったそうですが、この暑さを乗り切ったようで、これを機会に現在の発電能力で日本の電力を維持出来ないものでしょうか、これこそ国を挙げてのテーマでしょう省エネ担当さん。21世紀になっても相変わらず消費生活重視では地球環境破壊は抑えられないでしょう。でも便利が便利ですから、なるようにしかならないでしょう。無責任がホモサピエンス。

右の写真は馬頭地蔵と言うのでしょうか、開拓で共に苦労した農耕馬の墓だそうです。黒姫山をバックに、そばの花が咲き始めました。秋は間近です。

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