黒姫便り 07.07.08.

一ヶ月ほど山荘は、ほったらかし、家への道はどこにあるのでしょうか。初夏を迎えた森は生き生きとしています。緑に包まれた私道を車は草をかき分けながら進みます。入り口まで50cm以上も伸びた草を踏み倒しながら進みます。玄関を開けました。締め切った家屋は湿ったかび臭い、嫌な空気に包まれますが、あれっ、普段と変わりがありません。6月は蟻騒動や蜂騒動で大忙しの季節ですが、部屋の隅にはクモがせっせと虫を捕らえ、立派なクモに巣をつくり、ちょっと困るのはクモの糞が床にシミを作っていることだけです。数匹虫の死骸が転がっているだけで、快適な空間が広がっています。これはログの素晴らしい特性でしょうか。今のところ蜂の巣は見当たりません。

気になる給餌台はどうでしょうか。サントリーレッド4リッターボトル3本分の満タンになったヒマワリは、5分1程度減っているだけ、なんだ、森の食べ物のほうがはるかに美味しいものね。実は毎日午前10時から5分間、定時録画をしていました。チェックの結果は1回のみ、あのアカゲラがコツコツやっているのが記録されていました。リスはもう来ていないようです。つまらないの、盗賊など人の気配はなく平穏な山荘でした。今、ヤマガラが一粒ヒマワリを取りに来ました。たまには誰かが来てくれるのだ。

外に目をやると深い緑の中にノリウツギとヤマボウシの花の白さが浮き立っています。地表にはシモツケのピンクの花が所々に、雑草のように生い茂っていたのは、ホタルブクロにウツボグサや白い穂花の??ソウなど、草草が競い合って伸びています。畑には小さい苗を植えておいたはずなのですが、周りの草に覆われて姿が見えません。この草をどかして見ましょう。大丈夫ズッキーニに黄色い花が、実もついています。キュウリは地べたを這っています。モロッコインゲンは絡み合って収拾がつきません。シュンギクは濃い黄色の花を付けて、美しく育っています。ミニトマトも周りの草と同じようにすくすくと育っています。

さあ、とりあえずこの無秩序な世界を治めて、多少人が暮らせるように、草取りだ。

私道
埋もれたログ
生い茂る草
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