やっと下り路に入る。斜めに降り、花に飾られ白い住居に、赤や青の花が咲いた庭の家を見ながらサン・ニコラス展望台に到着。赤いというアルハンブラ宮殿は赤くは感じないが、見下ろす。遠くシェラ・ネバダ山脈には残雪が横長に蚕のように白く残り日本の山とは趣が違っていた。続々とPBのツアー客が集まり賑やかになり退散。コンビニでアルハンブラビールで喉を潤し、丘を下りヌエバ広場を目指すが、Nは広場がないと言う。ポリスに聞くと「ここがヌエバ広場だよ、ここが」 Nが訪れたのは云十年前、世は変わったのだ。木陰のベンチでしばらく休息、ハトが2羽いたので昼の残りのパンをちぎってやる。1羽は片足が曲がり奇形で、もう1羽は片足がなく、どうしたものか心配した。スズメも寄ってきたので、パンをちぎって食べさせた。
夕食の話はNにタッチ。、、、云十年前に数回利用したバルに入る。前は夜8時ごろ食べていたので 満員の盛況だったが夕方6時はテーブル席に4組程、赤ワイン(タパス付き)と 好物のガスパッチョをオーダー、前に食べられなかったキノコの炒めを頼んだが今回も無し、種々の野菜サラダ、チーズを頼んだが 量が半端じゃない。お腹一杯になりパンとチーズは持ち帰り。、、、
後日、腹が減ったので食べたが、パンはしっかりとして噛み応えがあり、船内の皆さんは美味しいというべちゃパンとは雲泥の差、このチーズとパンで満足。
帰りのバス時間が迫ってきたが、2Kmぐらい先なので歩いてみたが思うように方向が定まらない。途中で皆が水を飲んでいるので、何やら有名な水場らしい、冷たすぎることなく冷えていて暑さの中での散策に潤いを与えてくれた。バスステーションの方向と時間を聞くと、男性は歩いて20分ぐらいと言い、女性は遠いからバスがいいと言い、そのバスが目の前に来たので飛び乗り、やっぱりバスで良かった。道が分かりにくかった。
帰りのバスのターミナル番号が掲示板の表示と係員の指示とは違い右往左往させられ、結局掲示板道理で無事乗車。帰り道はなんだか回り道をしているようで2時間近くかかり、ターミナル着は10時過ぎ、自由行動の若者たちと元来た道を急ぎ、船行きシャトルバスに乗り込んだ。モトリルの町は見ることはできなかった。まあ、大変に疲れた一日だった。自由行動の楽しさはすべて自己責任だ。船はタンジェに向かい深夜に出航。
翌日、水にも肉にも当たらず正常だった。
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