大阪港に寄り道


和歌山沖、朝食を4Fレストランで、向かいの席に台湾のご婦人二人、一人は日本語を4年も勉強したそうで言葉がよく分かる。話が進み中国語の発音の難しさに話題が集中、もう一人は中国語の教師と言う。発音の仕方、音の違いなどのノートに発音記号らしきものを書き朝食レクチャーを受け、聞き取れないが音の微妙な違いで意味が変わるとの説明、舌はもつれ、たじたじの一時だったが、発音の楽しさを知ったが、かなり無理そう。

9時頃ホールの楽器練習を見に行き、ギターの人3人、ウクレレの人3人発見、フォークギター数人、今後どう発展するか楽しみ。他にフルート3人、サックス1人、チェロ1人、尺八、琴、和楽器組、大正琴、オカリナ、ハーモニカ、ピアノ組などなど、発表会を目指す人、リハビリに励む人多種多彩。

船は大阪港に向かって進み、左舷に淡路島を見ながら昼過ぎ入港、タグボートに曳かれ操られ岸壁に到着。この入港の一連の作業が、これから毎回各港それぞれ少しずつ違った姿が見られることになる。いつ見ても面白い。ここでまた大勢が乗船、関空経由の団体外国人も多いらしく賑やかになってきた。外国人の構成は分からない。

港の作業では、まだ1日しか経っていないのに3台のゴミ収集車が入り、飲料水のホースが取り付けられ、神戸の水ならまだしも大阪の淀川の水とはと思いながら作業を眺めていた。船上では修理班が削り磨き塗るの定常業務に励んでいた。船客の自由が阻害されペイントの臭いが鼻につく。

スポーツ係のペルーのおじさんと再会、Hola!Hola!っと。夕食時には別の給仕に再会。

出航時に横浜では気が付かなかった蚊の鳴くようなドラの音が響いた。横浜より少ないがPBの出航セレモニーではしゃぐ人大勢。

夕食は和食、丸テーブル夫婦2組婦人4人、いい大人の自慢話に疲れを覚える。

ぼんやりとした雲の切れ間に夕日が赤く染まり、船上では愛好者の夕日観望や朝日拝観が、これから毎日続く。

4日間の長い航行、次は香港。外海のうねりに負けないように適度に楽しみを充実させよう。もう階上のベース音が響く。スマホによる更新はこれで終わりになるでしょう。