101回世界一周出航


快晴の大さん橋にちらっと赤い煙突が見えます。この船を知るものにとって懐かしさが込み上げてきます。とうとうまたOcean Dream号に乗船しました。3か月も呑気に家を空けることなんて、なかなか出来ませんよね、色々な心配事もあるし。幸いなことに、健康に恵まれ、気にしても気にもしないズボラな二人の旅が始まりました。

大袈裟な騒ぎは無く、デッキが遠く、むなしく流れ飛ぶテープを見ながら、紙コップのシャンパンを飲み干し、肌寒さを感じ、耳が裂けんばかりの大音響の汽笛でなんとか力強い出航となりました。

おやっと目が合い何人かのスタッフと再会し、どうして覚えていたのと聞けば、白髪と髭の二人は目立ったらしく記憶に残っていたそうです。

乗客1100名ほど、今日で2/3は乗船されたのでしょうか、明日大阪で全員集合となります。2歳から94歳まで、幼児20名ほどは保育士が面倒を見るとか。老人も若人も程よく集まり活気のあるピースボート村になることでしょう。外国人はまだ分かりませんがレストランでのお隣さんは台湾の方でした。中国語のような響きが良く聞こえており、船内アナウンスは英語、日本語、中国語できっと中国の方が大勢乗船されているのでしょう。

部屋は7階で、なんとなく前回より広い感じで、シャワールームに水槽のような風呂桶がセットされ、早期申し込みでこのような部屋があてがわれたのかと微笑みましたが、只今午後9時ホームページを書いている最中、階上のバーからベース音とバスドラがビンビン響き、これが10時まで続くらしく、その後、カラオケとなるようで、100日間これに付き合わされなければならないようです。低音だけが天井を這ってきます。音響と言えば船の中では一番広いブロードウエーのPAが以前より良くなったようです。音の指向性が、ステージから聞こえてくるようになりました。調整が上手くなったようです。

TVのサービスは衛星放送かどうか定かではありませんがBBCニュース、スペイン語、中国語、韓国語のドラマが写っています。日本語はPBの船内案内がありました。

現在小刻みな振動と静岡沖沿岸航行で緩やかな揺れが眠気をそそります。

インターネットはまだ国内ですのでスマホの電波が届けば更新できるでしょう。今後は船内より高価な衛星インターネットと寄港地でのフリーWIFIで更新する予定です。意味のない無駄な言葉の羅列での便りですが我慢してください。