大西洋横断・船内の様子


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大西洋の孤島ポンタデルガータを出て大西洋は大きなうねりと強風で19日今航海最高の揺れを感じた。この日はブリッジ見学で操舵室に波しぶきが打ちつけ迫力満点だった。波の壁は10m、舳先がそれを数回乗り越えかなり高くなったところでドーンと大きな音を立てて落ち込み船が折れるのではないかと思われるほどの衝撃、波の強さ硬さに驚かされた。確かに寄港地で舳先を見るとボコボコになっているのが分かる。そんな波でも船は自動操行、舵の目盛りが右左と忙しく振れ進度を保っていた。こんな長い時間を皆さんそれぞれ講座を聞きに行ったり、踊ったり歌ったり運動したり楽しんでいるようだ。

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8階の公共スペースに囲碁麻雀に興じる者、パソコン操作に読書に密談に興じる者、隅を占拠して獏酔する者、中央ホールでは講座が開かれ、種々雑多。18日には趣味、音楽、カルチャーなどの中間発表会が行われ、Nはウクレレグループで披露、Kもギターで伴奏。21日には船上大運動会が開催され、誕生月で赤白青黄と別れ狭い甲板で大勢が競技に一喜一憂、最後の最後で逆転劇があり白が優勝。P船の若者達が工夫して努力して老若男女を盛り上げた。どの行事も毎航海恒例なのに毎回運営係りは素人集団ですっきりしない。がなり立てるPAで耳が痛く疲れた。


生活面では 朝4:00暗いうちからウォーキングする人多数。(健康オタクがどっさり乗船している) 6:00−6:30 太極拳、 6:30−6:45洋上ラジオ体操、ノルディックウォーキング6:45ー7:30 その他 ヨガ・ストレッチ、サルサ、社交ダンス。 トレーニングジム。毎日何がしかの講座がある。今日はメキシコ麻薬戦争、罪と罰(罪を補う死刑とは)等。TVのビデオドキュメントを見て考えるのみ。水先案内人の講座があるが歯ごたえの有る講師は少なく物足りない。若者はほとんど聞いていないのに内容が幼すぎで、話の進め方が楽しくやろうと言う気持ちが分かるが馬鹿らしくて迫力がない。今後の講座に期待する。

日の出を見ながらの太極拳は趣きがある。が、年寄りは真面目にやっているが、日の出を見に出てきた若者は大きな声で辺りかまわず喋り笑い騒いでいる。しかしラジオ体操が始まると、5,6人の若者がごく当たり前に体操し始めた。こういう姿を見て アメリカ進駐軍が日本に居た時、日本人が朝早くから一斉に体操始める姿が異様に見えて、一時ラジオ体操禁止令が出たと言うことが思い出された。その後撤回されたそうだが、さもありなん、群集を脅威に感じたのだろう。そして日の出に手を合わせるのは年寄りだけではなく、若者にも見られ、なんだかほっとする。    

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とある日の食事メニューを掲載

4階リージェンシーレストラン (朝食、昼食は自分の好きな物を好きな量) 夕食はセットで。
・朝食 サラダ(キャベツ、サラダ菜、ニンジン、ワカメ)サンマの塩焼き(おろしダイコン付き)、キャベツとソーセージ炒め、ゆで卵、ご飯、おかゆ、味噌汁、オレンジジュース(フレッシュではない)、牛乳、ヨーグルト、オレンジ
・昼食 ラムビリヤ二、タンドリーチキン、シーフードグラタン、サモサ、ローストベジタブル、卵と野菜のスープ、サラダバー(キャベツ、サラダ菜2種、ニンジン、キュウリ、チーズ入りクスクス、トウモロコシ)ライス、オカユ、パン、コーヒー
・夕食 鶏の南蛮漬け、ホウレンソウのおひたし、三色豆、にゅう麺、鰊の塩焼き、ごはん、フルーツ杏仁、ほうじ茶
日本食が多く、健康的か。
夕食は2交代制で緑(早め食 17:30−18:30)と橙(遅い食 19:30−20:30)のカードで色分けされ、入り口で厳しく制限され、食事をしている最中、空き食器を次から次へ追いかけるように片付けるので、ゆっくり酒を飲みながら落ち着いて食事ができない。感じが悪い。

8階リド
・ランチ  カレーうどん、六色野菜の混ぜご飯、本日のサラダ、香の物、コーヒー、紅茶、日本茶
・ディナー 豚のスタミナ炒め丼、ワカメスープ、本日のお惣菜、ほうじ茶

8階 パノラマ
・ランチ  照り焼きハンバーガー、サモサ、卵と野菜のスープ、サラダバー、ライス、ぱん、コーヒー
・6:00−7:00 モーニングコーヒー
・15:00−16:00 アフタヌーン・ティー (ケーキ付き)
 リージェンシーレストランの夕食は二部制だか、8階のレストランは時間内なら自由に食事が取れる。食いしん坊は老若問わずレストランの梯子をしている。

この他 17:30−翌2:00まで「波へい」という名の洋上居酒屋があり 美味しい食事やアルコールを提供・・・これは有料。日本酒、焼酎、洋酒、ワイン、ビール、泡盛大抵なものが用意されている。