大賑わい入場料がかさむバルセロナ


PBが接岸する埠頭は大抵市街から離れた所が多く長い距離歩かなければならないが、今日は一番近い。眼前にコロンブスの塔が立ち、そこからランプラス通りに続く。自転車道が整備され自転車が多い。地下鉄でサグラダ・ファミリア聖堂へ。切符の10枚つづりを買うがカードは1枚のみ、3人乗る使い方が解らない。何だって、カードを1回入れて1人入り、戻ってきたを次の人が使うとのこと、なるほど。聖堂の入場券売り場では大勢の人が並ぶ。なんとか12時入場の切符を朝9時に購入、午前中はカサ・ミラへ徒歩で移動。上手い具合に入場券が買え、日本語案内付きヘッドホーンでガウディの手法が心地よい音楽をバックに説明され納得の料金だった。地下鉄でサグラダへ戻り12時近くに入場を求めたがまだと言う。空腹の中やっと入場、建造物は丸っこい彫刻の海岸で濡れた砂で作ったお城のようなイメージを持っていたが、意外とシャープなカットだった。全ての造形物は現代も進行中だというので現代の流れを汲んでいてステンドグラスは艶やかで自分の想いとは違っていた。礼拝の椅子で30分ほど休み、エレベータは12時のグループが途切れても、乗せず1時グループの列で待ちぼうけ、6,7人乗りの箱は乗員一杯に運ぶわけでもなくゆっくりと、ある意味で無駄に時は流れる。上は狭いのでこのテンポが正解なのかもしれない。塔の上から見下ろす世界は目が眩むほど、狭い目の回るような、真ん中の隙間に吸い込まれそうな螺旋階段を降り、もし大勢が押し寄せたら危険だな、このゆとり大切なのかと感じながら、小さな窓から周りを見、一体どの塔を降りているのか見当も付かず不思議な感覚に陥って降臨ではなな、下界に到着。改めて外観を眺め、すぐ角の店で空腹を満たす。地下鉄でエスカレータの有る道からグエル公園へ行くが時間内の切符は終了、柵の外から覗き見て、メトロまで歩き地下鉄でランブラス通りへ、広い道の中央が露天が立ち並ぶ歩道で人ごみにもまれながら船に向う。途中Musicaの看板が目に入り、フラメンコの初級教則本を買い、マーケットに立ち寄りハムとチーズでビールを飲む。大きなシートの上に雑貨を広げた露天商達が突然シートで商品を包み込むように手際よく担ぎ何食わぬ顔で歩く、取締りの警察車とバイクが通り過ぎて行く。違法行為だろうがしたたかに生きている。帰船間近にターミナルへ、金属探知機の警報を嫌がってかベルトまで外せと、出国のセキュリティチェックを受け戻る。大観光地で時間制限の厳しい割りにゆとりが求められる、入場料が掛かる、大勢の人で賑わう昼間のバルセロナだった。

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