錆び付きが目立つパレルモ(シチリア島)


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5日、幅5Kmほどの狭いメッシーナ海峡を通過、グリーンフラッシュらしきものが現われた夕日に感激。赤かく燃えるストロンボリ火山島を期待したが、小さな噴煙に豆球のような光が2つ3つ。遠回りして船はわざわざ島観光してくれた。翌朝7時パレルモに接岸、島陰から射す朝日が眩しい。船から徒歩で市内見物。

通りに出ると馬車のお迎え、を斜めに見ながら一路マッシモ劇場へ。ここは2代目ゴッドファーザー3部のラスト、娘が流れ弾で死ぬ、あの劇場だ。切符を求めるが、何故か隣の人より高い、さてと、訪ねるとシニア料金だと言う。年齢を聞かれた訳ではないと。我々は若いと言う証明か、いやシニア料金に変更してもらう。英語の案内まで小1時間ほどあるのでKは珍しくスケッチを始める。ホールは照明の仕込み中、歴史有る円形劇場、座席は貫禄があるが並びは意外と窮屈、正面ロイヤル席は舞台が目前に広がり音も良さそうだ。天井はパネルが持ち上がり換気が出来るようだ。劇場の裏外扉のペンキがぼろぼろと剥げ落ちメンテが行き届いていない感じ。バレーレッスン室を覗いたり、歴史有るトイレではリハーサル室の管楽器の漏れ音を聞き、オペラハウスの演奏会を想像した。町の様子は落ち着いており不安な感じはしない。散歩しながら狭い路地の雑多の店で賑わうマーケット通りを見学、一角のレストランで食事を取る。ムール貝のスパゲティと4種類のチーズのピザとマルガリータを店の人に笑われながら日本式シェアー方式で分け合いながら食べた。量が多い。1Km四方に名所が点在しているので、あちこちと無駄歩きが多くなったが、イスラム文化のアラブ風の建物やスペイン風やパレルモ風や、はっきり言って理解していないので説明のしようがないが、そんな古い彫刻や建物がいたるところに有り、ポプラの並木やココナッツの高木、ナツメロの木、オリーブの大きな鉢などが植わる町を楽しんだ。スーパーではオリーブを買い込み9時間の短い観光を終えた。落ち着いた町で過去の遺産が少しづつ崩れて行く様な感じがしたが、それは裏道に入ると朽ちかけたアパートなどが少し有ったのでそう感じたのかもしれない。

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