さてKのツアーは。入国は、はがき大の印刷物にゴム印が押された粗末なカードを常時携帯するように言われポートセンターでX線手荷物検査とカード提示のみ。参加者は100名強、ランクルに5人ずつ後部座席に詰め込まれ窮屈なドライブ。助手席が空いていたのでドライバーに許可を得て座ったがツアー担当が「助手席は禁止されています、保険が効きません」と強く言われ渋々後座席へ。ドライバーはケニアから出稼ぎに来たという可愛い奥さんと二人の子持ちのパパ、わが社は安全運転をポリシーにしているとか。20数台のコンボイは高速道路を時速100kだが車間が狭すぎる走行で砂漠に向う。晴れていた空が俄かに荒れ始め砂塵が舞い砂嵐状態になりハザードランプを点け右車線を走る。ここは右側通行、つまり走行車線。砂塵舞う砂漠らしい走行。砂漠のドライブに期待が持てそうだが、しばらくするとフロントガラスに雨粒が付き始め、前方の空は黒く稲光と雷鳴が、時々一直線に稲妻が落ちる。砂塵と雲のコラボレーション。強い雨ではないが、拭き残しがあるワイパーが動き始めた。もしこの雨が降り続いたらツアー中止に追い込まれると担当者は気をもんでいたらしいが、雨は治まった。程よく砂漠に湿り気を与えグリップがしっかりして客としては期待はずれの砂漠ドライブ。特別に仕立てられた野生動物もいる体験ドライブエリアでオートマのトヨタランドクルーザーのイージードライブの性能体験のツアーだった。スタックすることもなく空しか見えない急坂を登り頂上では先がどうなっているか見当がつかない頂上から落下するようにジェットコースターのようにアップダウンの繰り返し、同乗の年寄り連中はもっとエキサイティングにとドライバーを煽るが、私どもは安全を第一にしていますと、残念。砂漠の小高い場所に到着、薄っすらと虹が現われ、地平線に沈む太陽をイメージしながら大地に向って放尿、なぜってトイレがないんです。本来なら登っても登っても登れない10mほどの砂漠の丘もいとも簡単に頂上に、が中には砂まみれになって転げ落ちリ人もいた。ベドウィンの現地の人たちが、乾季の土地に、君達が幸運の雨を呼んでくれたと皆大喜びの中、砂漠の夕日を満喫した。イェイ・ピースボート!。砂漠ドライブで空気圧を半分にしたタイヤにエアーステーションで空気を入れ夕食会場へ。バイキング形式で禁止されているかと思っていたところでアルコール、ワイン赤白、ビールが振舞われ赤ワインを3杯頂く、ベーリーダンスを観賞、ここでも現地の人がめったに無い雨を喜び、何故か気前良くラクダとの記念撮影をと、もっと近寄れとか、ラクダからのウイルスが気になったが好意に甘え、ラクダは鼻息が荒いが人なっこく寄り添って来る。鼻をなでなでしている所で、シャッターを切ってくれた。暗闇の中同乗者を見つけ確認しながら全員乗車、帰路は眠りにつく者あり、静かに、Kはドライバーが眠らないように無茶苦茶英語で声をかけ夜9時過ぎに我が船に到着。
**** ドバイのクルーズターミナルはWIFIサービスが有り自由にネットに繋げることが出来、このHPの画像は予めこの無料サイトで送ることができました。HPの文章がやっと完成、時期をみて衛星回線で送ることになります。現在9月15日ホルムズ海峡を通過中、夜間は海賊対策として船内の光が漏れないように目張りをして外部電灯は航行灯を除いて消灯、デッキには外出禁止のため海峡がどの程度狭いのか実感出来ないのが残念です。****(ヒゲ記)
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