ムンバイ1日観光バスツアー


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ムンバイは以前ボンベイと言われた。朝7時船はタグボート2艘で朽ちかけた国際ターミナルに静かに着岸。上陸審査を終え入国書類を受け取りツアー毎に下船、さあ出発だと検問を出ようとした所、入国拒否とは、顔が悪いとインドでは入れないのか。5名の書類に入国官吏の印鑑が1つ抜けているとが判明、20分ほど待たされて書類が届く。ツアーバスの出発時刻はとうに過ぎ皆さんを待たせてしまった。インド人も役人は役人、情けないのがいる。いざ出発。港門で再度上陸許可証の点検後晴れて冷房の効いたベンツのバスはタクシーが好き勝手に停まる狭い道を進む。交通に違和感が無い。インドはイギリスが統治、で左側通行。なるほど。信号は矢印が多く歩行者は車の流れをぬって横断、速度が出ていないので恐怖感はないが、やたらクラクション鳴らし賑やかだ。タクシーは黄色い軽でスズキ、ホンダが目立つが、乗用車にはトヨタ、アウディなど高級車が混沌の中をドライブしている。意外と自転車が少ない、稀に見るだけ。ツアー中交通事故には出くわさなかった。車線の無い広い道をバスは堂々と走り、人やバイクやタクシーは縫うように通り抜け、突然交差点先の左側に停まる。チャトラパティなんとか駅前に停まる。反対側は市庁。世界遺産の駅と雑踏を眺める。駅地下道の大きな4機の古めかしい換気扇らしき物に興味が湧く。車道ではピーピー、これまた道を塞ぐように故障車がボンネットを開いているが道路は広く、ピーッピーと別に気にせず通り過ぎて行くし、道の真ん中でタクシーを拾う人あり、カオスのなかで日常が営まれている様だ。いつも感じる事があるが、金持ちの高級車の前を老人が横切った時ドライバーがえらく怒りの顔をしていたが、階級が低い人だったのか、品の無い人と思えたが、偏見だろうが色々な人がいる。カースト制は憲法では禁止されている?と聞いたが、そのランクに溢れた人たちが貧困に苦しんでいる姿が垣間見える。牛と犬と鳩には餌を与えられるとか、特に犬はのったりとしていた。なんとかヒルズと言う高級住宅街はニューヨークのマンションより家賃が高く政府高官や成功者が住んでいると言う。バスは都心の狭い範囲をぐるぐると回り、バス窓からは右も左も等しく見える観光。残念ながら家庭の奥さんが作った弁当を亭主の会社に間違いなく届ける仕事の姿を見ることが出来なかったが、洗濯専門の町を見ることができた。なんとか駅の隣にその町があり、洗濯場と密集した家屋の屋根には洗濯物がはためいていた。通りから一段と下がった、きっと谷間のような低い地所のように感じられた。観光の名所らしくみやげ物売りの子供達が頑張っており、一品素敵なデザインのポシェットを買い求めた。意外と安かった。その町に下りる階段途中で見学をしていたらおばさんがそこどけそこどけと観光客を払いのけたので、どうぞどうぞお通り下さいと相手をしたが、通りたいのではなく、観光客に対して侮辱されていると思って抗議する熱血おばさんらしく、近くの優しい若者が英語で私に説明をしてくれた。それもそうだ。貧困について解決方法が無いのかと多少気にかけているピースボートの面々としても観光客には違い無い。ムンバイは幾つかの島があったところを埋め立てて大きな大地にし、その工事の労働者には国内外問わず移住権を認めて大都会になったとか。貧しい人の最初に得られる仕事が洗濯屋とか。しかし非人と言われる人は下水の泥を素手で汲み処理をしていたとか、教育も受けられず苦しんでいるとか、断片的な情報でインドはまったく理解出来ていない。貧富の格差は計り知れない。PB生活で真面目に取り組むと疲れます。伝統舞踊の楽隊はシタールではなくRolandシンセサイザーを屈指、がなり立てるPAで期待していたインド音楽では無かったが影で歌っていた男性2人の歌が素晴らしい感じだった。全体的には悪くは無かった。レストランでの食事は高級で上流社会の感じ、ナイフ、フォークで食べ美味しかった。博物館を訪れ、ガンジーの生活を垣間見、セキュリティチェックを受けインド門を大急ぎ見学、買い物通りでお土産を買い、8時間の長いバス観光を終え、港内のデュティフリーでアルコールを求め無事帰船。日中は日射しが強く32℃70%だが耐えられる暑さだった。

写真の説明は覚えが悪いのではしょります。写真を見て想像を膨らませて下さい。写真はクリックすれば大きくなるか別の写真が出ます。船は夜遅く静かに出航ドバイへ向う。いよいよ海賊警戒区域に入る。

ムンバイ国際埠頭
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いざ上陸
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黙々と歩く人とタクシー
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世界遺産の駅と現地ガイド
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バス窓より
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あっと言う間の観光で、インドの事など何も解らなかったが、インドなりの秩序が存在しているような感じがした。しかし、上辺だけでは何も解らないし、無抵抗運動も素晴らしいが、ひとつにまとまる事は難しいし、深く追求する気力は無い。すみません。PBは平和活動が盛んで今回は”未来を見つめて”と題し9項目の行動の呼びかけを世界中に発信しました。これぞPB。

ヒルズから出る車 メインストリートは広い
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洗濯専業の町 付きまとい頑張る売り子
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ヒンズー教寺院 伝統舞踊の見学
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昼食のレストラン 偉大なるガンジーの居住部屋
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世界遺産インド門この先は海 露天の天秤はかり、インドだ