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3人部屋の話。ベッドは3台のうち1台は2段ベッド。狭い部屋でお互いに協力協調して、皆さんローテンションを組んで利用されています、説明を受け、安心して同居し始めたところ、 下段利用料を払った人がいて、下段に移れなかった人とか。相部屋といえども力が強い人がいてローテンションが組めなかったとか。中にはPB(ピースボート)とJG(ジャパングレース)に仲介、話し合いを持って解決したとか。ご老人との相室で、下段を予約していたにも拘らず、しかたなく老人に下段ベットを提供したとか。勿論値段の差があるのですが。 お互いの生活リズムがあまりにも違いすぎストレスが溜まってしまい耐えられなくなってしまったという話とか。トイレが長いとか、シャワー室を占拠するとか、ロッカーに収まりきれないほど荷物を持ち込み倉庫化した部屋とか、あげれば限が無い、他人同士が一部屋で生活するには厳しいものがあるようです。これを切り抜けることが出来る人が名誉PB人になれるでしょう。 前半一ヶ月は昼間デッキでごろごろ、夜間フリースペースのソファーで寝ている人など苦労の多い人がいたようです。船内ホームレスです。船会社は同室者の相性を心理的に選別して部屋を決めるぐらいの器用さが必要です。まあ無理かな。 ということで、気難しい人は相部屋は苦痛でしょう。仲間同士が集まり、船内夫婦別居といって男女別れて3人部屋で安くしたとか。 我々2人は窓なし1部屋で気楽に生活することができました。ちょっと生活感あふれた部屋を紹介しましょう。5階後方左舷ピューと機械音とオイルの匂いがし、隣部屋のドアの開け閉めでゴツンとベッドに響く、がほっとくつろげる空間でした。2段ベットつきの3人部屋だが2名で使用。空も海も見えないので生活は時計が頼り、普段はほとんどデッキに出ていた為ずいぶん日に焼けました。毎日ベッドメーキングなどルームケアーがなされ快適。TVは写りが悪く小さいのであまり利用しませんでした。 |
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左縦長内部上の赤は救命胴衣が入っているロッカー、手前トイレ横に同ロッカーが2台。だらしなく緑のベッドカバーが掛けてあるのがベッド。ベッド下の空間に物が置ける。小さな丸テーブルと椅子。上に小型TVがあるが古いもので映りは期待できなかった。右手TV側が入口。 | 左手入り口ドアノブ。鏡と3段引出。100Vコンセントがあり、パソコンやデジカメの充電ができる。船内電話あり。 | |||||||||||
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左手鏡の奥がロッカー、その先トイレ。小型洗面台がある。ロッカーのドアはきちっと閉まらないので船が揺れると開き、紐で留める。右手のドアは洗面シャワールームへ。 | 左手奥がシャワー、十分な広さ、お湯は時と場合によって、熱いのが出てこない。老朽化で揺れが大きい時、下水が逆流。洗濯物はほとんど一晩で乾いてしまう。 | |||||||||||
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部屋のエアコンはコントロールし難い厄介な代物、温度調整は天井に調整用の蓋を開けてバルブを開け閉めしてコントロール、天井の調整なので皆さん苦労して、出来ない人もいたようだ。特に冷えすぎで、これも老朽化と古い設計のせいらしい。部屋によっては水漏れあり。船が揺れている時は、船が割れるのではないだろうかと思わせるような悲鳴のような軋み音、静かでも時折、さえずるような軽やかな音が響き、不安と安堵が重なり合う。これが老朽船の醍醐味、いやいや定めか、今回事故が無く助かりました。 |
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老朽化した船の一場面。航海中いつもこの甲板は水が垂れて木製の甲板が変色していたが、横浜に近づいた太平洋上で乗客を押しのけて大工事。朽ちた鉄板を削り、新しく鉄板を溶接して、上甲板からの水漏れを防ぎ、きれいにペイント横浜見学会に間に合った。その間、この付近にたむろしていた乗客は締め出されてしまった。これも老朽船なれではのイベント。気にしない。下は航行には関係が無いがチキバーの屋根葺き替え。 |
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